地味な女

これといった特徴がないことが最大の特徴

自分の体における長年の謎が解明された2017年

思春期の頃からだろうか、私は時々情緒不安定になる。

あとで考えてみれば何でもないような誰かの何気ない一言に一日中傷付いたり、自分に関わる全ての人に見放されるという妄想が止まらなくなって夜眠れなくなったり、過去の自分の発言や行動を思い出しては消えてしまいたい、死んでしまいたいと繰り返し考えたり、些細なことで涙を流したり、情緒不安定になる度に数え切れないほどの暗くて辛い日を過ごしてきた。

現実で全ての人に見放されたりすることはなかったし、側から見ればそれなりに平凡で幸せに暮らせているはずなのに、どうして、こんなことしか考えられないんだろうと自己嫌悪に陥ることも度々で、自分は精神的にどこかおかしいんじゃないかと考えては落ち込んだ。然るべき治療を受けた方がいいのか、それともこれはもう私の性格だからそんな自分を受け入れるしかないと腹をくくるべきなのか・・・

悩んでいた矢先、私はある驚愕の事実に気がついた。

 

そういえば私、先月の今頃も同じようなこと考えてた!

 

カレンダーを見ると、なんと先月だけではなくその前の月も、更にその前の月も同じように苦しい感情が心の中に渦巻いては自己嫌悪に陥っていたことを思い出した。

そしてそれは決まって生理の始まる10日ぐらい前から生理の始まる日にかけて生まれる感情であることも分かった。

 

自分の中では大発見だった。そして、同時に初潮を迎えてからのこの十余年、なぜこんな簡単なことに気づかなかったのかとショックを受けた。私はこれまで何百時間も、もしかしたら何千時間も、貴重な10代、20代を通して毎月のように落ち込んだ時間を過ごしてきたのだ。

【参考画像:スラムダンクより】

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PMSという言葉や、それがおよそどんなものであるかということは、ネットやお友達からの情報で「なんか、生理前にイライラしちゃったりするやつ?でしょ?」程度に知っていた。

でも、それが自分の症状とは結びつかず、大人になってもしょっちゅう落ち込んでしまうのは情緒が安定しない未熟な自分自身のせいだとばかり思っていた。思い込みって怖い。っていうか気づけよ!喉元過ぎればどうでもよくなる考えが災いしてるよ!

 

そんなこんなで、今月も私の気分はまた落ちた。だけど、それはきっとPMSのせいだ。原因が分かってからは暗い気持ちが過ぎ去るのを待っていられるようになった。(単純)

調べてみるとPMSを改善するには、いくつか方法(生活改善や薬)があるみたいだ。今後のこともあるのでいろいろ考えていきたい。

 

生理は辛い。お腹や腰や頭が痛くなるのも辛いが、心が乱れるのが私的には一番辛い。

時間はかかったけれど、その原因が分かって本当に良かった。